知っておきたいお墓の話② ~お墓はどこに建てたらいいですか? 「公営墓地」とは~
公営墓地とは国または、地方公共団体(区市町村)が経営している墓地を言います。元来、墓地は個人の敷地、集落の共有地、あるいは、寺院の土地にあったのですが、都市への人口集中とともに、公営による、大規模の墓加が開設されるようになりました。墓地の根拠法令として「墓地、埋葬等に関する法律」(墓埋法)が昭和23年に制定され、墓地の開設は、地方公共団体の役割(揺り寵から墓場まで)となりました。公営墓地を使用できる者は、一般的には次のような資格が必要です。
・その地方公共団体(区市町村)に住所を有する者。
・祭祀主宰者であること。
・他に墓地を持っていなこと。
・お遺骨があること。
公営墓地の特徴は管理費が安く、宗教を問わず、管理体制がしっかりしているなど使い勝手がいいことです。短所は、住民の需要に供給が追いついていないことです。通常、使用希望者が墓地区画数を超える場合には、公開の抽選を行うことになります。やっと手に入れても、区画の面積が広いため墓碑、外柵等の工事費が高くなります。また、現実にはどうしても、立地の悪いところに存在することです。